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Australian Stromatolite / オーストラリア産ストロマトライト

ストロマトライトは、Cyanobacteria/シアノバクテリア/藍色細菌の生息によりつくられた層状の構造をもつ堆積岩です。このシアノバクテリアは光合成をする原核細胞の生物であり、地球上の酸素はこの生物によってを生成されたと考えられています。ストロマトライトは発見されている最も古いものは34億年前のものであり、それ以降世界中から産出し、現在でも西オーストラリア州シャークベイでは実際に生息しているものを見ることができます。もっとも、化石として産出するストロマトライト中からその微生物自体の痕跡が発見されることは少なく、実際に微生物によって形成されたと推測されるものが34億年前、光合成をする微生物によるものと確認されているもので一番古いものが27億年前となっています。ストロマトライトについては現在も学術的に引き続き議論が行われており、生物の働きなしでも同様の構造の岩石が作成できるとする主張も存在します。

オーストラリアは、とても多くのストロマトライトが産出する場所であり、実際に最も古いストロマトライトである34億3千万年前の西オーストラリア州Pilbara(ピルバラ)地域のStrelley Pool(ストレリープール)からのものから、原生のストロマトライトであり世界遺産に指定されている西オーストラリア州シャークベイ・ハメリンプールのものまで、様々な時代のものが多数産出します。

なおこのページでは、ストロマトライトそのものの化石に加え、ストロマトライトが生成した酸素と結びついてできた堆積岩など、ストロマトライト由来のものも掲載しております。