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Greenops / グリーノプス

Greenops (グリーノプス)は、Phacopida (ファコプス目)中のAcastidae (アカストイド科)に属します。この科にはモロッコ産デボン紀三葉虫の多くが属し、特にHollardops (ホラドプス)やMetacanthina (メタカンシナ), Mrakibina (ムラキビナ)などは、一目で同じ仲間であることが分かるほどです。

Greenops (グリーノプス)はデボン紀中期の北米からの種類です。米ニューヨーク州やその対岸のカナダ・オンタリオ州のHamilton Group (ハミルトン群)からのG.boothi(G.ブーティ), G.barberi (G. バルベリ), G.grabaui (G.グラバウイ)がその代表種であり、そのうちのG.boothi(G.ブーティ)は米ペンシルバニア州の同じHamilton Group (ハミルトン群)からも産出します。

Greenops barberi & Eldredgeops rana
グリーノプス バルベリ & エルドレドゲオプス ラナ
【GRN-001】
デボン紀中期
Windom Shale
Genesee County, New York
詳細写真 USA
本体 : Greenops幅1.5cm, Eldredgeops幅2.1cm
SOLD 母岩 : 8cm x 8cm
価格 : ¥42,300 (税込¥45,684)
特記 : NY産を代表する2種類が並び、しかもその2体とも完体という、稀に見る部類の標本です。
Greenopsの方は地中で変形したものの欠損部位がない完体です。写真の通り、両眼複眼も完璧です。尾板の右前方の棘一本は治癒痕のようです。大変丁寧に剖出されており、表面は外殻の薄い膜も残るところがあり、拡大しても遜色のない見事な品質です。Eldredgeops(Phacops)の方は、幅2cmクラスの十分な大きさの個体が完全防御姿勢で丸まっており、こちらも欠けがない完体と、それだけでも十分なくらいです。NYの代表種ながら産出量は少ないGreenopsと、完全に丸まった見事なEldredgeops、なかなか見られない貴重な異種ダブルプレートです。