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Leonaspis / レオナスピス

Leonaspis (レオナスピス)は、Odontopleurida (オドントプルーラ目)中のOdontopleuroidea (オドントプルーラ超科)、Odontopleuridae (オドントプルーラ科)に属します。この科にはモロッコや米オクラホマ州のデボン紀から産出するDicranurus (ディクラヌルス)、Kettneraspis (ケットネラスピス)などがいます。この科の特徴は、何といってもたくさんの長い派手な棘です。

Leonaspis (レオナスピス)は、学術的にも一時期Kettneraspis (ケットネラスピス)との線引きに諸説あったため、商業的にもしばしば混同される傾向があります。大きな違いと言われているのは、尾棘の最後の4本について、Kettneraspis (ケットネラスピス)は長い2本の内側に短い2本があるのに対し、Leonaspis (レオナスピス)は同様の長さのものが4本あることです。しかし、最近のモロッコ産の一部についてはこれに当てはまらないものも出てきており、さらなる研究を待つ必要がありそうです。

Leonaspis sp.
レオナスピスの一種
【LEO-009】
デボン紀中期
Oufaten area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦 Leo3.2cm & Mrc6.6cm
SOLD 母岩 : 11cm x 8cm
価格 : ¥62,100 (税込¥¥68,310)
特記 : デボン紀中期のレオナスピスとその裏には不完全ながらモロッコニテスが付いた標本、ハミー氏による剖出です。
レオナスピス胸部左上から右下へ母岩割れ接着があります。こちらも十分にサイズがある個体です。レオナスピスにもいくつかのタイプがありますが、これは胸部突起が鋭く目立つタイプです。母岩裏のモロッコニテスは、残念ながら頭部先の棘が欠けており、それ以外にも少しダメージはあるものの、こちらも彼剖出ですので剖出品質は一級です。モロッコニテスも彼剖出の完体だと最低でも4-5万はしますので、この標本ではあくまで主役はレオナスピスでモロッコニテスはおまけという扱いのようです。そういう意味ではお買い得感のある標本かもしれません。もちろんレオナスピスは最高品質の完品です。
Leonaspis sp.
レオナスピスの一種
【LEO-008】
デボン紀前期
Oufaten area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦3.3cm (直線測定、棘含む)
SOLD 母岩 : 9cm x 7.5cm
価格 : ¥47,300 (税込¥¥52,030)
特記 : デボン紀前期のレオナスピス、こちらもハミー氏剖出の完品です。
右肋棘端に母岩割れ接着があります。レオナスピスとしてはかなり大きな個体で実物も見応えがあります。レオナスピスもいくつかタイプがありますが、これは胸部の突起がそれほど派手ではないタイプです。棘やら突起やらで凸凹がある三葉虫ですがハミー氏の手にかかれば滑らかな表面を持つ印象すら持ちます。