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Mesonacis / メソナシス

Mesonacis (メソナシス)は、Redlichiida (レドリキア目)の中のOlenellina (オレネルス亜目)、Olenellidae (オレネルス科)に属します。Olenellus (オレネルス)やBristolia (ブリストリア)、Wanneria (ワネリア)、Peachella (ペチェラ/ピアチェラ)など、カンブリア紀前期から中期に生きた最も初期の三葉虫の多くがこの科に属します。Olenellina (オレネルス亜目)のものは最も初期の三葉虫らしく、顔線 (facial suture)がない特徴的な半円状の頭部に三日月状の眼、たくさんの胸部節にとても小さな尾板を持ちます。また頬棘や肋棘、軸棘 (axial spine/胸部中央後方からの棘)が長いものが多く、結構どう猛な印象を受けるかもしれません。

Mesonacis (メソナシス)は、カンブリア紀前期の地層から産出するかなり初期の三葉虫です。いずれもカンブリア紀前期の三葉虫を生むことで有名な、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のEager層やニューファンドランド島、米カリフォルニア州Latham頁岩やネバダ州Pyramid頁岩などから産出します。

Mesonacis sp.
メソナシスの一種
【MES-001】
カンブリア紀前期
Pyramid Shale
Groom Range, Nevada
詳細写真 USA
本体 : 縦3.4cm
SOLD 母岩 : 12cm x 7.5cm
価格 : ¥46,300 (税込¥50,930)
特記 : 貴重なカンブリア紀前期の三葉虫、見事な完全体標本です。
後ろ2/3の位置に母岩割れかと思われる線が横切っていますが、少なくとも本体に影響はほとんどないようです。この種類は大きくなる傾向にあるためにこの個体は中位のサイズに当たりますが、それでも3cm以上あるため肉眼で端まではっきりと観察できます。棘の頑強さや頭部の質感までしっかり保存されています。この種トップクラスの標本です。