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Mrakibina / ムラキビナ

Mrakibina (ムラキビナ)は、Phacopida (ファコプス目)中のAcastidae (アカストイド科)に属します。この科には、Coltraneia (コルトラネイア)、Hollardops (ホラドプス)、Metacanthina (メタカンシナ)、Morocconites (モロッコニテス)から、Comura (コムラ)やPsychopyge (シコピゲ)、Walliserops (ワリセロプス)に至るまで、モロッコ・デボン紀三葉虫のその多くが属しています。Mrakibina (ムラキビナ)は、Metacanthina (メタカンシナ)を小さくしたような風貌であるため、元々はNeometacanthusとされていましたが、2001年に当時はまだ属種名すらなかったようなWalliserops (ワリセロプス)やQuadrops (クアドロプス)など多くのモロッコ・デボン紀三葉虫と共に、この種の代表的産地であるMrakibにちなんだMrakibina (ムラキビナ)という属名が付けられました。

Mrakibina sp.
ムラキビナの一種
【MRK-004】
デボン紀中期
Marakib area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦4.3cm(直線測定) x 幅2.9cm
SOLD 母岩 : 7.5cm x 6cm
価格 : ¥32,100 (税込¥35,310)
特記 : ハミー氏の工房からの標本です。
こちらは母岩割れ接着こそあるものの、それ以外に欠点は見つかりません。もちろん補填や着色等も一切ありません。両複眼も含めて体全体がほぼ完璧に保存され、ブラスターで丁寧に剖出されています。こちらもムラキビナとしては大きめの個体あるいは種類です。通常種ながらハミー氏の手による貴重な標本です。