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ポーランド産オウムガイ化石

オウムガイ (Nautilus)は、軟体動物の頭足類 (Cephalopods)に分類され、アンモナイト (アンモノイド亜綱)、イカやタコ (蛸形亜綱)と共に、オウムガイ亜綱 (Nautiloidea)としてその一端をなしています。古生代カンブリア紀に出現し、古生代に繁栄した後に徐々に数を減らしてはいるものの、現在でも2属4-6種が生息し、"生きた化石"としても有名です。但し、上記分類からも分かる通り、オウムガイはアンモナイトの生き残りではなく、あくまでも共通の祖先を持った似た姿をしているだけであり、縫合線がアンモナイトに比べてはるかに単純など、構造にはかなりの違いがあります。タコのような軟体部が入った部屋(住房)の後ろは、気体と少量の液体で満たされた部屋(気房)が多数隔壁で仕切られてあり、その気圧を調節することで浮力を得てバランスを保っています。

Cenoceras sp.
セノセラスの一種
【NUP-001】
ジュラ紀中期
Callovian
Chrzanow area
詳細写真 Poland
本体 : 15cm
母岩 : -
価格 : ¥22,400 (税込¥24,640)
特記 : サイズのある立派なオウムガイの化石です。
補修補填の類いは一切ありません。採掘して最低限のクリーニングをしただけのナチュラルな状態です。単純な隔壁で仕切られた部屋をはっきりと観察できます。オウムガイは古生代から徐々に衰退へと向かうため、この産地でも多産するアンモナイトに対し、オウムガイは非常に産出が少ないそうです。この標本はこの産地の立派なサイズのアンモナイト並の大きさがあり、数は少なくともまだまだ存在感はあったことが分かります。
Cenoceras sp.
セノセラスの一種
【NUP-002】
ジュラ紀中期
Callovian
Chrzanow area
詳細写真 Poland
本体 : 8.3cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥12,300 (税込¥13,530)
特記 : こちらは片手で掴めるサイズのオウムガイの化石です。
補修補填の類いは一切ありません。採掘して最低限のクリーニングをしただけのナチュラルな状態です。単純な隔壁で仕切られた部屋をはっきりと観察できます。オウムガイは古生代から徐々に衰退へと向かうため、この産地でも多産するアンモナイトに対し、オウムガイは非常に産出が少ないそうです。この標本はサイズがこぢんまりしていることもあり全体がきれいに保存されていますが、厚さ方向にも十分な大きさがあるためにずっしりとしています。