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ロシア産 棘皮動物

棘皮動物/Echinodermsは、ウニ, ヒトデ, ナマコなど、棘皮動物門 (Echinodermata)に属する生物で、成体はどれも五放射相称の形をしています。Asteroidea (ヒトデ綱)、Crinoidea (ウミユリ綱)、Cystoidea (ウミリンゴ綱)、Blastoidea (ウミツボミ綱)、Edrioasteroidea (座ヒトデ綱)、Ophiuroidea (クモヒトデ綱)が化石で見つかるその主要なものです。

市場に出回っているロシアからの棘皮動物の化石は、そのほとんどがオルドビス紀の三葉虫を採掘した時に採取されたものです。ロシア産の棘皮動物の標本で最もよく見られるはウミリンゴで、その名前の通りリンゴのような丸い形をした萼(がく)部分が三葉虫と一緒に母岩に載っているを時々目にすることがあります。ウミユリも三葉虫と同じオルドビス紀の地層から産出し、同様に萼(がく)部分が母岩に載っていることがありますがウミリンゴよりも見る機会は少ないです。しかしそもそもロシア・オルドビス紀の地層での商業採掘は三葉虫をターゲットとしていることもあり、これらの棘皮動物の茎や腕(触手)を含む体全体が残る化石は非常に稀で、三葉虫に比べて市場で見ることはほとんどありません。