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Solnhofen Fossils / ゾルンホーフェン化石

ゾルンホーフェン化石は、ドイツ南部のジュラ紀後期/Upper Jurassic/Tithonian (約1億5000万年前)のSolnhofen Plattenkalksと呼ばれる石灰岩から産出する化石群です。かつてはリトグラフ/石版印刷用材料としてもこの産地の石灰岩が用いられ、現在でも主に建築用資材として世界中で広く使用されており、これがビルやデパートの壁や床に化石を見つけることができる理由の一つになっています。この産地はいわゆるLagerstätten (ラーゲルシュテッテン/非常に保存状態の良い化石の産地)の一つに数えられ、エビやカニなどの甲殻類や魚類、昆虫、貝、アンモナイトなどの比較的小さなものから、果ては始祖鳥や翼竜に至るまで、様々な種類のものが良質な状態で産出することでも特に有名です。

参考文献:The fossils of Solnhofen, K.A.Frickhinger著, Goldschneck Verlag刊
  ※ 当店は上記のドイツ語/英語併記版を使用しておりますが、同著者の日本語版は以下の通りです。
    ゾルンホーフェン化石図譜〈1〉植物・無脊椎動物ほか
    ゾルンホーフェン化石図譜〈2〉脊椎動物・生痕化石ほか