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Cyanorus / キアノルス

Cyanorus (キアノルス)は、1cmにも満たないような小さな長細い生物で、ロシア白海からのみ確認されています。まるで頭部と胸腹部に分かれている昆虫や三葉虫のような姿をしていますが、実際はその境界もなく、Dickinsonia (ディッキンソニア)などに代表される左右相称のエディアカラ生物の典型的な体をしています。

Cyanorus singularis & Dickinsonia costata
キアノルス & ディッキンソニア
【VCR-001】
先カンブリア時代/ヴェンド紀
Yorga Formation, Kimberella Layers
Erga stream, Winter Coast, White Sea
詳細写真 Arkhangelsk region, Russia
本体 : Cyano:0.6cm, Dick:1.7cm
SOLD 母岩 : 17cm x 6.5cm
価格 : ¥198,000 (税込¥217,800)
特記 : 完璧な保存状態のキアノルス一体と大きさのあるディッキンソニアが同時に載ったプレートです。
補填も母岩割れもない完全にナチュラルな状態です。肉眼でも特徴的な縞がはっきりと見えるディッキンソニアも目立ちますが、この標本は何と言っても見事な状態で保存されているキアノルスではないでしょうか。キアノルスは過去に2回オファーは入ってきておりましたが、ここまで細部まで完全に残されているものは初めてで、間違いなく過去20年で最高レベルの保存状態です。大きさも過去のもの(0.4cmと0.6cm)と同等以上です。小さいながらも三葉虫だか玉虫のようなものが裏を返ったようなその体の様子には、エディアカラ群動物の中でもかなり異彩を放っています。先カンブリア紀の生物などを中心に集めていらっしゃる方でさえ、そのセンターピースになり得る標本として、ここに自信を持ってお薦めさせて頂きます。