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Irridinitus / イリディニトゥス

Irridinitus (イリディニトゥス)は、数mmから2cm程度の円形状でポジ(凸)型の化石として産出する生物です。中心部から外側に向かって放射状に線のような模様を観察できることが多く、おそらくはクラゲやイソギンチャクの仲間のようなポリプ/ポリープの根の部分が化石化したものと考えられています。Irridinitus (イリディニトゥス)は、"Aspidella (アスピデラ)"という名前で提唱している学者もいるものの、現在のところは分類も含めて詳しいことははっきりしておらず、今後の研究が待たれるばかりです。

Irridinitus multiradiatus
イリディニトゥス ムルティラディアトゥス
【VIR-004】
先カンブリア時代/ヴェンド紀
Yorga Formation
Erga stream, Winter Coast
詳細写真 Arkhangelsk region, Russia
本体 : 最大個体 幅1.4cm
SOLD 母岩 : 10cm x 6cm
価格 : ¥52,300 (税込¥57,530)
特記 : 保存状態の良い1cm程度の個体が密集するプレートです。
一部母岩割れがありますが、接着以外の人工的な施しは一切ありません。コントラストが良いため、個体と外との境界がはっきりしています。また内部の構造も明確に保存されています。化石の色からも分かる通り、これまでとは異なる産地・地層のものながら、同様のものがある程度集まっていたことを示す興味深い標本です。
Irridinitus multiradiatus
イリディニトゥス ムルティラディアトゥス
【VIR-003】
先カンブリア時代/ヴェンド紀
Verkhovka Formation
Solza River, Summer Coast
詳細写真 Arkhangelsk region, Russia
本体 : 縦5cm x 幅4.7cm
母岩 : 16cm x 22.5cm
価格 : ¥89,600 (税込¥98,560)
特記 : 保存状態が良好で、何よりとても大きな個体の標本です。
母岩割れによる接着がありますが、それ以外に人の手が加わった所はありません。この種類は文献上は、大きさ2cm程度くらいまでとのことですが、今回のものはその倍以上あります。供給元によればこの同定とのこと、また確かに見た目もこれまでの個体と同じように見えますので、まだまだ研究途上のエディアカラ生物において、この種類も実際にはこのような巨大な個体もいたのかもしれません。この母岩には他にも生物の痕跡が残り、供給元によればVendiaの仲間の一部も確認できるそうです。