Asaphus heckeri / アサフス ヘッケリ
Asaphus heckeri (アサフス ヘッケリ)は、他のほとんどのAsaphus (アサフス)がF.Schmidtなどにより100年以上前に記載された中、2000年代入ってからA.Y.Ivantsovによって新たに提唱された種類です。Kunda層とAsery層との境目付近から産出し、その前後の層から産出するA.laevissimus (ラエビシムス)やA.kotlukovi (コトルコヴィ)と非常に似ていますが、眼はlaevissimus (ラエビシムス)ほどまでには寄り目ではなく、kotlukovi (コトルコヴィ)よりもさらに横に広がった短い尾板を持つとされています。産出する場所/層が採掘しやすい場所ではないためか、そもそも個体数自体が少ないのかは一概に言えませんが、このタイプのものが市場に出回ることは非常に少ないことは確かです。