Asaphus knyrkoi / アサフス ニルコイ
ロシア・オルドビス紀の三葉虫を代表する種Asaphus (アサフス)は、現在までに20種以上登録されていますが、そのほとんどは100年以上前に論文発表されたものです。このAsaphus knyrkoi (アサフス ニルコイ)という種類も、学術的には1901年に発表されている種類ですが、商業的にはここ5年ほどでようやく同定・使用されるようになった名称で、多くのAsaphus (アサフス)の中では最もなじみの薄い種類かもしれません。Asaphus expansus (アサフス エクスパンスス)と同じKunda Levelという地層から産出する、Asaphusの中では初期の部類に含まれる種類です。このA.knyrkoi (ニルコイ)は、同じ層から産出するA.expansus (エクスパンスス)などに比べると、産出量は圧倒的に少ないそうです。