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Asaphus kowalewskii / アサフス コワレウスキイ (コワレスキー)

ロシア産オルドビス紀三葉虫の最も代表的な属であるAsaphus (アサフス)の中で、最も広く認知されている種類は、やはりこのAsaphus kowalewskii (アサフス コワレウスキイ)ではないでしょうか。このカタツムリか潜望鏡のような長い眼は、多くの堆積物がたまった海底から視界を確保するために発達したと考えられています。ロシア・オルドビス紀の地層からは、Asaphus (アサフス)だけでもたくさん種類が産出しますが、その種を年代の古い順に追っていきますと、ある系統のものはこのように眼の軸の長さがだんだん長く進化しているそうです。

※ Neoasaphus kowalewskii (ネオアサフス コワレウスキイ)という名前で市場に出ていることもありますが、学術的にもAsaphus kowalewskii (アサフス コワレウスキイ)と全く同等のものです。

Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-071】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦4.9cm(直線測定) x 幅3.3cm
SOLD 母岩 : 6.5cm x 6cm
価格 : ¥26,300 (税込¥28,930)
特記 : 小さめ個体ながらほぼ真っすぐに伸びた姿勢です。
母岩割れはあるものの本体には関係ありません。胸部左右の山部分に少し荒れがありそこへ若干の補填があります。眼の下にも少しありますが眼軸接着時の通常の範囲レベルです。かわいいクラスのサイズですが、その分ゆがみもなく、非常に整った印象を受ける標本となっています。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-070】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦6.8cm(直線測定) x 幅4.4cm
SOLD 母岩 : 9.5cm x 6.5cm
価格 : ¥29,800 (税込¥32,780)
特記 : 平均からやや大きな個体です。
頭部を中心に母岩割れによる接着補修が、あとは尾板に表面剥がれ接着があります。胸部右前も少し擦れています。ただ全体としては樹脂による補填自体がそれほど多い訳ではありません。わずかに頭部などに左右方向のゆがみが見られますが、写真のようにそれほど目立つものではないかと思います。少し大きめ個体のために頑強さが感じられる標本になっています。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-069】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 幅4.3cm
SOLD 母岩 : 9.5cm x 8cm
価格 : ¥31,200 (税込¥34,320)
特記 : 平均より一回り大きな個体です。
母岩割れはありません。左胸部前方が露出部に当たっていたため少し摩耗していますが、全体としての状態は間違いなく上位クラスです。実際、樹脂による補填は尾板中央上や眼の付け根くらいしかありません。もちろん、よくありがちな地中での変形扁平には最も気を遣って入手しておりますのでこちらの標本でもそれはほとんど感じません。体が少し波打った姿勢のために動きがあるのも楽しいですね。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-068】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦5.8cm x 幅3.5cm
SOLD 母岩 : 10.5cm x 9cm
価格 : ¥27,200 (税込¥29,920)
特記 : 平均よりやや小さいかなというサイズの個体が真っすぐに伸びた標本です。
母岩がいくつか接着されているものの、そこまでは本体に影響はないようです。頭部左眼根元から前、尾板右上の補填は少し目立ちますが、全体を通して補填は限定的で良質な品質の部類です。常に地中での変形扁平に注意して厳選しているため、この標本もそれはほとんど感じられません。表面が滑らかで美しく、実物は一目で姿が美しいと感じる良品です。