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Asaphus lamanskii / アサフス ラマンスキイ

ロシア産三葉虫を代表するAsaphus (アサフス)には20種以上の種類がいますが、このAsaphus lamanskii (アサフス ラマンスキイ)はその中でもかなり初期の部類に分けられるAsaphusの種類です。この種類は、通常多くのAsaphusが産出する層であるAsery Levelという層よりも一段古い、Kunda Levelという層からのもので、また同じKunda Levelから産出することで有名なAsaphus raniceps (アサフス ラニセプス)よりもさらに古いKunda Levelの層から産出します。特に、このAsaphus lamanskii (アサフス ラマンスキイ)は、Asaphus expansus (アサフス エクスパンスス)と同じ時代に生息していたものの、産出量はexpansus (エクスパンスス)に比べて極端に少なく、レアなAsaphus (アサフス)として知られています。

なお、この種類はAsaphus raniceps (アサフス ラニセプス)の祖先とされ、全体的な形状も大変似ているため、商業的には4-5年ほど前まではほぼすべてがAsaphus raniceps (アサフス ラニセプス)として市場に出ていましたが、最近は採掘地の地層の特定が明確になったためか、Asaphus lamanskii (アサフス ラマンスキイ)の名前/同定が商業的にも定着するようになりました。

Asaphus lamanskii
アサフス ラマンスキイ
【ALM-007】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Lava River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7.2cm(直線測定) x 幅4.1cm
SOLD 母岩 : 11cm x 10cm
価格 : ¥32,400 (税込¥35,640)
特記 : 平均サイズ以上のほぼ真っすぐに伸びた体勢の、頭部裏まで剖出された標本です。
右頬に割れに伴う接着補修がありますが補填自体はそれほど多くありません。それ以外には体全体を通してほぼ皆無であり、補填量1%程度のトップクラスの品質です。表面状態も非常に良好であり拡大写真のように細かなしわのような線も確認できます。頭部裏の重要な器官を守る働きがあったとされるhypostoma(唇)も観察できます。この種類の十分な大きさのある個体としては決定番的な見事な標本です。
Asaphus lamanskii
アサフス ラマンスキイ
【ALM-006】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Lava River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 背周り7.5cm x 幅3.7cm
SOLD 母岩 : 7cm x 6cm
価格 : ¥13,700 (税込¥14,796)
特記 : 平均サイズかそれより若干大きいくらいの個体の標本です。
写真上で若干色が濃くなっているところは補修が入っているところが大部分ですが、胸部中央後方では細かいしわのような模様が観察できます。