Asaphus raniceps / アサフス ラニセプス
Asaphus raniceps (アサフス ラニセプス)は、現在記載されている20種以上のAsaphus (アサフス)の中では初期の種類に部類されます。 多くのAsaphus (アサフス)が産出するAsery層よりも一段古いKunda層の中の真ん中より下から産出し、さらに古いVolkhov層からのA.broeggeri (ブレッゲリ)、A.lepidurus (アサフス レピデュルス)に続く種類です。このKunda層の時代で、そこからこのA.raniceps (ラニセプス)とA.expansus (エクスパンスス)の2つの系統に分かれたとされています。
Asaphus raniceps (アサフス ラニセプス)は、丸みを帯びたなめらかで優しい感じを持ち合わせているのが印象的です。初期のAsaphus (アサフス)であるために眼ほとんど発達してはいませんが、8cmを超えるような大きな個体も産出することもあり、初期のAsaphus (アサフス)の中では最も大型化の傾向のある種類です。