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Asaphus sp. / アサフス未同定種

ロシア産オルドビス紀三葉虫の代表種Asaphus (アサフス)には、20種類以上と本当に多くの種があり、それ故に多くの方がコレクションする人気の種類となっています。しかし、その中には、これまでに数千体という数の標本を扱ってきた現地ロシアの供給元が首をかしげるような、種を同定することが困難なものが出てくることがあります。最近ではそのような種を新種として提唱する論文も発表されるようになってきましたが、まだまだ今後の研究を待つ必要があるようです。このページではこのように分類が難しいと供給元が判断したAsaphus (アサフス)を販売しております。

Asaphus sp. cf. uralicus
アサフスの一種
【ASP-007】
オルドビス紀中期
Asery Level
Vilopovisty Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7cm(背周り8cm) x 幅4.5cm
母岩 : 7cm x 9cm
価格 : ¥26,800 (税込¥29,480)
特記 : 前回と同様の、"A.uralicus (アサフス ウラリクス)"という名前が提唱されている種類の標本です。
見た目や大きさも前回とほぼ同じですので、この種類は大体このような感じが典型的な姿なのかもしれません。特に尾板右端などに母岩割れに伴う補填補修があります。しかしそれ以外には補填はほとんどないクラスのレベルで、その量は全体の3%ほどとのことです。左眼は一部陥没によりレンズに損傷があるものの、特に大きなダメージがある訳でなく、十分に許容範囲のものです。なお、尾板の色の違う箇所はその部分が一段低くなってはおらず、外殻剥がれ等ではなく、置換鉱物の色むらに起因するものと考えられます。興味深い種類の良質な標本です。
Asaphus sp.
アサフスの一種
【ASP-006】
オルドビス紀中期
Asery Level, Asaphus intermedius zone
Vilopovisty Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦7.3cm(背周り8cm) x 幅4.5cm
SOLD 母岩 : 12cm x 10cm
価格 : ¥27,048 (税込¥28,400)
特記 : Asaphus uralicus (アサフス ウラリクス)の名前で市場に出ることがある種類の標本です。
補修は、母岩割れに伴うものがメインですが、実物はそれほど気になるものではなく、実際に頭部や胸部側面には細かいしわのような模様も観察できるほど、全体がナチュラルに保たれています。頭部がわずかにずれているために頭部と胸部に境目ができていますが、それは品質に影響はありません。既存のアサフスに分類できないような珍しい種類の、十分なサイズがある個体の良質標本です。