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巨大ヤスデ Arthropleura (アースロプレウラ) ポーランド産

Arthropleura (アースロプレウラ)は、古生代石炭紀に生息していた、2-3mに達するかという巨大な陸生ヤスデの仲間です。これは1億種ほどいると見積もられている節足動物の中で地球史上最大です。三葉虫のような3葉から成る節が30ほど連なり、現在のヤスデと同じく多数の脚を持っていました。これまでのところ、80cmの不完全標本を始め、北米やヨーロッパの各地から産出が報告されていますが、完全なものはまだ見つかっていません。当時の地球は酸素濃度が高く、また同時に捕食者も少なかったことがこれほどまでの大きさになった理由と考えられています。

ポーランド南西部ノバルダ (Nowa Ruda)鉱山周辺には石炭紀後期の地層が広がり、多くの陸生植物などの化石が産出します。この地域からはArthropleura (アースロプレウラ)の断片化石も見つかり、2012年にはこれらが初めて論文 (PACYNA,FLORJAN & BORZÊCKI,2012)で報告されました。

Arthropleura sp.
アースロプレウラの一種
【ATH-012】
石炭紀後期
Westphalian B
Czerwionka, Upper Silesia
詳細写真 Poland (ポーランド)
本体 : 幅3.9cm
SOLD 母岩 : 6cm x 4cm
価格 : ¥7,800 (税込¥8,580)
特記 : 2-3cmほどの断片ですらなかなか産出しないという貴重なアースロプレウラの部分化石です。
母岩全体が部位で覆われているような感じで、どの部分もこの巨大ヤスデのものと思われる表面を持っています。小さな母岩ながら様々な部位の一部を含んでいる標本です。
Arthropleura sp.
アースロプレウラの一種
【ATH-011】
石炭紀後期
Westphalian B
Czerwionka, Upper Silesia
詳細写真 Poland (ポーランド)
本体 : 幅4.3cm
SOLD 母岩 : 9cm x 8cm
価格 : ¥15,600 (税込¥17,160)
特記 : 2-3cmほどの断片ですらなかなか産出しないという貴重なアースロプレウラの部分化石です。
丸みを帯びた縁を含んだまとまった部位の化石です。明らかに大型の節足動物のものと言えるような頑強な外殻です。表面の様子もはっきりと観察できます。植物の化石の上に乗っており、植物が繁栄していた場所に生息していたこともよく分かる標本です。
Arthropleura sp.
アースロプレウラの一種
【ATH-010】
石炭紀後期
Westphalian B
Czerwionka, Upper Silesia
詳細写真 Poland (ポーランド)
本体 : 幅2.6cm
SOLD 母岩 : 6cm x 4cm
価格 : ¥7,400 (税込¥8,140)
特記 : 2-3cmほどの断片ですらなかなか産出しないという貴重なアースロプレウラの部分化石です。
少し小さな部位ながら、頑強な表面がはっきりと保存されています。凹凸もしっかり残っています。母岩に割れがあるものの本体には関係ありません。隣には植物の化石が残り、植物が繁栄した中で生息していたことがよく分かる標本になっています。
Arthropleura sp.
アースロプレウラの一種
【ATH-009】
石炭紀後期
Westphalian B
Czerwionka, Upper Silesia
詳細写真 Poland (ポーランド)
本体 : 幅4.2cm
SOLD 母岩 : 6cm x 4.5cm
価格 : ¥8,500 (税込¥9,350)
特記 : 2-3cmほどの断片ですらなかなか産出しないという貴重なアースロプレウラの部分化石です。
中心部が凹んでいますがネガ(凹側)ではありません。部位の表面の様子がはっきりと分かる標本です。一見したところ何もない滑らかなように見える部分でも写真のように拡大すれば細かい斑点のような表面が保存されていることも良く分かります。