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Baragwanathia / バラグワナシア

Baragwanathia (バラグワナシア)は、Lycopodiophyta/Lycophyta/Lycopods (ヒカゲノカズラ植物門/小葉植物門)に属し、現生のヒカゲノカズラ類と同じ仲間です。地球上で最初に陸上に出た植物の一つであり、シルル紀後期に出現しデボン紀前期には絶滅しました。長い一本の茎から針状の葉がその周りを覆うように生え、既に維管束を有していました。

ポーランド中南部キェルツェ近くのŚwiętokrzyskie山脈は、ヨーロッパでも有数の非常に古い山脈です。この山脈のシルル紀後期の地層からは、クックソニアを始めとした最初期陸上植物化石が見つかっています。

Baragwanathia sp.
バラグワナシアの一種
【BGW-005】
シルル紀後期
Ludlowian/Pridolian
Nowa Słupia, Kielce region
詳細写真 Poland
本体 : 縦 1.2cm & 0.8cm
母岩 : 2cm x 3cm
価格 : ¥12,300 (税込¥13,530)
特記 : 2体並んで載っており、一方は茎表面からの特徴的な針状組織まで保存されています。
母岩割れはありません。長い方の個体は表面が剥げた状態にて内部の様子も観察できます。逆に小さい方は表面が保存された状態でもう一方との対比がいい具合です。当然ながらこの時代のものは非常に小さいですが、それでもなかなか採取することは難しく、この産地でも最近ようやくこの採掘者によってこのような全体像が分かる標本が採取され研究が行われるようになったばかりで、まだまだ貴重な標本です。
Baragwanathia sp.
バラグワナシアの一種
【BGW-006】
シルル紀後期
Ludlowian/Pridolian
Nowa Słupia, Kielce region
詳細写真 Poland
本体 : 縦 1.0cm & 0.6cm
母岩 : 1.5cm x 3cm
価格 : ¥12,300 (税込¥13,530)
特記 : こちらは母岩の表と裏にそれぞれ1体ずつ載っており、どちらも茎表面の特徴的な針状組織まではっきりと観察できます。
母岩割れはありません。両面の個体とも内部の茶色部分がむき出しになっており、内部構造まで観察できます。表面のものは一部黒い表面まで残されています。どちらの個体も鋭い棘のような針状組織が印象的です。当然ながらこの時代のものは非常に小さいですが、それでもなかなか採取することは難しく、この産地でも最近ようやくこの採掘者によってこのような全体像が分かる標本が採取され研究が行われるようになったばかりで、まだまだ貴重な標本です。
Baragwanathia sp.
バラグワナシアの一種
【BGW-007】
シルル紀後期
Ludlowian/Pridolian
Nowa Słupia, Kielce region
詳細写真 Poland
本体 : 縦 1.0cm
SOLD 母岩 : 2cm x 3cm
価格 : ¥8,800 (税込¥9,680)
特記 : こちらは表面まできれいに保存された個体です。
母岩割れはありません。個体が傷つけられずに剖出しています。特徴的な茎の表面の針状組織は拡大写真を見るとあるようにも見えますが、はっきりは分かりません。どちらかと言えばまだその辺の組織はこの状態ですと母岩の中に埋まっているのかもしれませんね。当然ながらこの時代のものは非常に小さいですが、それでもなかなか採取することは難しく、この産地でも最近ようやくこの採掘者によってこのような全体像が分かる標本が採取され研究が行われるようになったばかりで、まだまだ貴重な標本です。