トップページ > 販売リスト > その他の生物(北米産) > クシクラゲ

Ctenophora / 有櫛動物 (クシクラゲ類)

Ctenophora (テノフォラ)/有櫛(ゆうしつ)動物は、別名クシクラゲ類とも呼ばれ、かつては体壁がわずか2層の細胞列でできている無脊椎動物として、クラゲと共に腔腸動物として一つに分類されていました。現在ではクラゲ類の刺胞動物と共に独立した動物門として扱われています。両者の大きな違いは、有櫛動物は外皮にある刺細胞を持たないことです。ただ最新の研究でも両者の境ははっきりせず、そもそもその分岐は動物自体の発生の起源に結びつくため、現在の系統発生の研究のホットな対象の一つになっています。有櫛動物は現生でも200種以上が確認されていますが、その透明なゼラチン状の体のために化石で発見されることは非常に稀で、バージェス頁岩や澄江などの一部の特殊な環境でのみ化石として残されています。

2021年に米ユタ州Marjum層からアメリカで初めてのクシクラゲの化石が発見されたと報告されました。このページにはその時に掲載された新種2種を含む3種類を含みます。

Thalassostaphylos elegans
タラソスタフィロス エレガンス
【CTN-002】
カンブリア紀中期
Marjum Formation
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦1.1cm x 幅1.0cm
母岩 : 11cm x 10cm
価格 : ¥42,300 (税込¥46,530)
特記 : 米国初のクシクラゲとして2021年に新種発表された種類の化石です。
母岩割れはありません。サイズは大きくはないものの全体が見事に保存された完体標本です。コントラストもそこまではありませんが、よく見ると縞のようなものも残っていることが分かります。付属する採掘者からのUV写真ではそれがより分かります。
Ctenorhabdotus campanelliformis
テノラブドトゥス キャンパネリフォルミス
【CTN-004】
カンブリア紀中期
Marjum Formation
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦1.0cm x 幅0.6cm
母岩 : 10.5cm x 12.5cm
価格 : ¥56,400 (税込¥62,040)
特記 : 米国初のクシクラゲとして2021年に新種発表されたもう一方の種類の化石です。
母岩割れはありません。見事な完体標本です。コントラストもはっきりしており、縦長の体全体と共にこの新種の特徴をはっきりと観察することができます。採掘者からのUV写真が付属します。
Ctenorhabdotus campanelliformis
テノラブドトゥス キャンパネリフォルミス
【CTN-005】
カンブリア紀中期
Marjum Formation
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦1.5cm x 幅0.9cm
母岩 : 6cm x 8cm
価格 : ¥42,300 (税込¥46,530)
特記 : 米国初のクシクラゲとして2021年に新種発表されたもう一方の種類の化石です。
母岩割れはありません。少しコントラストは薄いもののサイズはある程度あるため、こちらも縞の様子などと共に、縦長のこの新種の様子をはっきり観察することができます。
Thalassostaphylos elegans
タラソスタフィロス エレガンス
【CTN-001】
カンブリア紀中期
Marjum Formation
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦2.0cm x 幅1.7cm
SOLD 母岩 : 14cm x 14.5cm
価格 : ¥74,800 (税込¥82,280)
特記 : 米国初のクシクラゲとして2021年に新種発表された種類の化石です。
おそらく過去ベストクラスのサイズとコントラストを誇る標本のハズとのことです。そのため3つに割れたものを接着してでも仕上げてあります。購入した方には採掘者からのこの標本のUV写真および組織の説明写真を合わせて添付します。
Thalassostaphylos elegans
タラソスタフィロス エレガンス
【CTN-003】
カンブリア紀中期
Marjum Formation
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦2.5cm x 幅2.0cm
SOLD 母岩 : 10.5cm x 10.5cm
価格 : ¥56,400 (税込¥62,040)
特記 : 米国初のクシクラゲとして2021年に新種発表された種類の化石です。
母岩割れはありません。見事なサイズの完体です。この個体は一見するときれいには見えませんは、それは内部の組織の様子が透けているかのように保存されているためで、観察すればするほど何かが得られそうな感じです。冠のてっぺんの極のような組織もしっかり形が残っておりさらに興味深いです。採掘者からのUV写真が付属します。母岩にはネガ型ながらアグノストゥスも載っています。
Euplokamis sp.
エウプロカミスの一種
【CTN-006】
カンブリア紀中期
Marjum Formation
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦1.8cm x 幅0.9cm
SOLD 母岩 : 6.5cm x 14cm
価格 : ¥48,200 (税込¥53,020)
特記 : 米国初のクシクラゲとして2021年に発表された際に一緒に掲載されていた種類の一つの化石です。
母岩割れはありません。本体を貫く線は自然なもので接着した割れではありません。こちらは論文報告の際に新種として発表されずに種まで同定されていませんが、逆に希少な種のようです。色が付いているほどはっきりとしたコントラストでサイズもあります。体内部の様子も残っているようです。母岩の裏表にはポジ型のアグノストゥスも載っています。