Fossil Cycads ソテツ化石 (ポーランド産)
ソテツ類 (Cycads) は、裸子植物の一つで、ソテツ綱 (Cycadopsida)に分類されます。古生代末期の石炭紀にシダ種子類と呼ばれるグループから分化し、中生代三畳紀には現在の特徴を持った仲間がたくさん生まれました。ゴンドワナ大陸を中心に世界中の熱帯から温暖地域に繁栄していましたが、約2億年後の現在では、その生き残りが熱帯から亜熱帯に自生しています。
※ このページの中生代ジュラ紀の標本はすべてオールドコレクションからのもので、現在この産地は消滅してしまっているとのことです。実際、この産地の研究論文も最近出されていますが (Jarzynka A. 2016)、産地消滅のためにこちらはすべて19世紀に採取された標本を基に書かれています。