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Scotoharpes / スコトハルペス

Scotoharpes (スコトハルペス)は、Harpetida (ハルペス目)のHarpetidae (ハルペス科)に属します。このHarpetida (ハルペス目)は、元々はPtychopariida (プティコパリア目)の中に分類されていましたが、2000年代に入ってから分離独立したOrder (目/もく)の一つとされるようになってきました。モロッコからのEoharpes (エオハルペス)やHarpes (ハルペス)同様、帽子のつばのような縁を持つ頭部に小さな眼、通常は12かそれ以上の多数の節を持つ胸部、そしてその続きにあるとても小さな尾板と、非常に特徴的な姿をしています。ロシアでは産出が非常に少なく希少な種類になっています。

Scotoharpes spasskii
スコトハルペス スパッスキイ
【HPS-003】
オルドビス紀前期
Volkhov Level
Putilovo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦2.3cm(直線測定) x 幅2.1cm
母岩 : 7.5cm x 9cm
価格 : ¥198,000 (税込¥217,800)
特記 : スコトハルペスの完体標本です。
母岩割れはありません。補填は頭部の荒れた部分に極めてわずかであり、全体を通して非常にナチュラルな状態の十分に上位品質の標本です。この個体は3cmクラスの個体に比べれば少し小さいですが、このクラスのサイズのものもロシア産スコトハルペスとしては典型的な大きさであり、特別小さな個体ではありません。何よりこの標本は小さな尾板がしっかりと付いている完体標本であるということが最大の利点です。右の頬棘先が少し欠けているように見えますが、その部分は1mm以下であり、そもそもこんな簡単に樹脂で補填できるところがそのままなのも、逆に全体が本当にナチュラルであることに貢献しています。この大変希少な種類はたまに市場で見ることもありますが、いくら大きくとも、いくら姿勢が良くとも、この小さな尾板が欠損してしまっていては完体標本とは呼べません。ロシア三葉虫は市場に出て30年ほど経ちますが、このような完全に全体が残された個体の標本はいつになっても大変貴重です。