Isoxys / イソキシス
Isoxys (イソキシス)は、Waptia (ワプティア)やCanadaspis (カナダスピス)などHymenocarina (ヒメノカリナ類)と同様に、カンブリア紀に生息した背中に二枚貝のような大きな殻を持っている節足動物です。ただ、Isoxys (イソキシス)には、体に比べて大きな眼、そして前方にアノマロカリスのような生物を捕らえることのできるような付属肢があり、エビのような姿のヒメノカリナ類とは区別されています。通常は1-3cm程度のものが多いですが、10cm周辺に成長する種類も報告されています。バージェス頁岩や澄江 (チェンジャン)をはじめ、豪エミューベイや米ユタ州などの軟体部も保存されるようなカンブリア紀の著名な層から広く出ることで知られています。