Griffithides (グリッフィシデス)/Ditomopyge (ディトモピゲ)
Griffithides (グリッフィシデス)/Ditomopyge (ディトモピゲ)は、ほとんどの三葉虫が滅びてしまった古生代末期の石炭紀とペルム紀まで生き残った種類で、その時代のすべての三葉虫と同様、そのProetida (プロエトゥス目)の中のProetidae (プロエトゥス科)に属します。これらはどれも2cmほどの大きくない、丸みを帯びた細長い単純な体をしており、同様に最後まで生き残ったこれらの仲間である、Phillipsia (フィリッピシア)やCummingella (クンミンゲラ)などと同じような姿をしています。
※ 中央アジアのカザフスタンからの三葉虫は、つい最近になって商業的採掘がされるようになり市場に出始めた種類ですが、学術文献は古く限られており、現在のところ供給元によって種の同定がまちまちなのが現状です。専門家の話によれば、もちろんGriffithides (グリッフィシデス)とDitomopyge (ディトモピゲ)は属レベルでの違いはあるものの、これらの市場に出回っている標本群からは属種名の確定は難しいとのことでしたので、ここでは名前は併記の上、個々のコメントにて供給元からの名前を記すこととします。なお新しい情報が入り次第、追って改訂致します。