トップページ > 販売リスト > ロシア産三葉虫 > Onchometopus (オンコメトプス)

Onchometopus / オンコメトプス

Onchometopus (オンコメトプス)は、Asaphida (アサフス目)のAsaphidae (アサフス科)に属し、他のロシア・オルドビス紀三葉虫Asaphus (アサフス)やその仲間と同じ仲間です。Asery層より2段下のVolkhov層から見つかり、その層の中でも最も深い位置から産出するため、Asaphus broeggeri (アサフス ブレッゲリ)と並んで最も古いAsaphus (アサフス)系統の種類にあてはまります。A.broeggeri (A.ブレッゲリ)よりも眼の位置が前方にあることで簡単に見分けられ、米オクラホマ産のHomotelus (ホモテルス)に近い印象があります。A.broeggeri (A.ブレッゲリ)よりもさらに産出量が少なく、市場で見る機会が非常に限られている珍しい種類です。この地域からはOnchometopus volborthi (オンコメトプス ヴォルボルティ)の一種のみが記載されています。

Onchometopus volborthi
オンコメトプス ヴォルボルティ
【ONC-003】
オルドビス紀前期
Volkhov Level
Putilovo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦6.1cm(直線測定) x 幅3.2cm
SOLD 母岩 : 7cm x 6cm
価格 : ¥88,400 (税込¥97,240)
特記 : 最も古いアサフスの仲間の非常に稀少な種類の、この種としては立派な大きさの状態の良い標本です。
頭部左端から胸部前方左端に若干の樹脂による補填があります。また頭頂部の表面擦れに対しても凹凸補正の補填がわずかにあります。母岩割れも胸部と尾板の境にありますが、こちらは本体にほとんど影響ありません。樹脂による補填量は3%程度とこの種類のこの大きさのものとしては間違いなくトップクラスの品質です。そもそもこの種類の標本自体がかなり貴重で、ここまでの大きさと品質を兼ね備えたものは数年に1度という印象です。地味な姿で剖出にも手間がかからないためにこの価格ですが貴重性はゆらぐことがありません。この種の決定版的標本として自信を持ってお薦め致します。