トップページ > 販売リスト > その他の生物(北米産) > オットイア

Ottoia / オットイア

Ottoia (オットイア)は、鰓曳動物(えらひき/Priapulida)という海底に生息する無脊椎動物です。鰓曳動物は、蠕(ぜん)虫状と言われる体節を持たない柔らかい体をした円筒形の左右相称で、口には棘が並ぶ吻 (ふん)と呼ばれる部位で小さな動物や泥を食べて生息していました。現生種も20種ほどいます。バージェス頁岩で有名なOttoia (オットイア)は、泥の中でU字型の姿勢をとり、摂食のために吻を堆積物から突き出していたと考えられています。0.5mmから30cmの大きさのものまで見つかっています。

Ottoia prolifica
オットイア プロリフィカ
【OTT-002】
カンブリア紀中期
Wheeler Shale
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦2.0cm (直線測定)
SOLD 母岩 : 7cm x 6.5cm
価格 : ¥14,800 (税込¥16,280)
特記 : バージェス動物群の主要な生物、関連が指摘されている米ユタ州からの標本です。
残念ながら一方の端が少し切れているためにこの価格です。それ以外には母岩割れはありません。本体を横に貫いているのは割れではなく母岩の隙間でそこからデンドライトが発達しています。保存されている一方の端からは摂食のための吻のようなものが伸びています。姿勢も典型的なU字型であり、端に欠けがあるものの全体としてはこの生物の特徴を十分に観察できる標本です。
Ottoia sp.
オットイアの一種
【OTT-001】
カンブリア紀中期
Wheeler Shale
Millard County, Utah
詳細写真 USA
本体 : 約3.5cm (直線測定)
SOLD 母岩 : 7cm x 4cm
価格 : ¥14,800 (税込¥16,280)
特記 : バージェス動物群の主要な生物、関連が指摘されている米ユタ州からの標本です。
母岩割れはありません。頭部側が不鮮明なために全体像が捉えづらく、そのためにこの価格設定です。しかし体の中央には腸の痕跡ではないかという一本の線が見え、体のカーブの具合はバージェス産のU字型に準じているため、鰓曳動物の痕跡である可能性が高いと考えられる興味深い標本になっています。