Pseudoasaphus / シュードアサフス
良質で大きめの個体が産出し大変人気の高いロシア産オルドビス紀三葉虫ですが、その中で最も多く産出するorder(目/もく) は、Asaphida (アサフス目)です。もちろんこの産地においてこのorder(目/もく)の最大の種類はAsaphus (アサフス)ですが、当然のことながらこれ以外のAsaphida (アサフス目)も多数産出し、このPseudoasaphus (シュードアサフス)も、Asaphus (アサフス)と同じAsaphida (アサフス目)の仲間です。
このPseudoasaphus (シュードアサフス)には、globifrons (グロビフロンズ), katlinoensis (カトゥリノエンシス), praecurrens (プレクレンス)の3つのspecies (種)が記載されています。praecurrens (プレクレンス)は市場で最もよく見られる10cmを超えることも多い大型傾向のある種類で、頭部が中央の頭鞍が縦に伸びている印象の顔つき、globifrons (グロビフロンズ)は縮まった頭鞍/頭部の印象、katlinoensis (カトゥリノエンシス)は先が尖った尾板が特徴のようです。katlinoensis (カトゥリノエンシス), praecurrens (プレクレンス)はAsery層から産出するのに対し、globifrons (グロビフロンズ)は一段古いKunda層からの産出です。