Paladin / パラディン
まるで白磁の陶磁器のように美しい、ロシア産石炭紀三葉虫の一つであるPaladin (パラディン)は、ロシアの西の南端、ヴォルゴグラード (旧スターリングラード)の近くの石炭紀後期の地層から産出します。三葉虫のそのほとんどはデボン紀末期にほとんどが滅びてしまっており、この古生代末期である石炭紀とペルム紀に生き残ったのは、Proetidae (プロエトゥス目)だけでした。このPaladin (パラディン)もProetidae (プロエトゥス目)、Proetoidea (プロエトゥス超科)、Proetidae (プロエトゥス科)に属します。この時代の三葉虫にしては少し大きめで、3cmを超えるサイズ、非常に長い頬棘が特徴です。