Kulparia / クルパリア
Kulparia (クルパリア)は、1-3cm程度の小さな四角形に近い断面のものが細長く積層し、互いにくっつくことなく独立して真っ直ぐ成長する傾向にあります。シベリア東部から産出する先カンブリア紀のヴェンド紀からのPatomia (パトミア)と非常に似ていますが、地域間のつながりがはっきり解明されていないため、このオーストラリアからのものに新しくこのKulparia (クルパリア)という属名がつけられました。
オーストラリアからは、この属名の元となった南オーストラリア州・アデレード近くのヨーク半島・KulparaからのK.kulparensis (K.クルパレンシス)、そしてオーストラリア中央部・アマデウス塩湖が有名なアマデウス盆地のアリススプリングス近くからのK.alicia (K.アリシア)が記載されています。