Ukrainaspis / ウクライナスピス
Ukrainaspis (ウクライナスピス)も、Cephalaspidomorphi/Cephalaspid (ケファラスピス綱/頭甲綱)、Osteostraci/Ostracoderm (骨甲亜綱)に属する、いわゆるOsteostracan (オステオストラカン)と呼ばれているものの一種です。これらは主にシルル紀中期からデボン紀末期にかけて北米やヨーロッパで繁栄した種類で、発達したひれ、複雑で立派な頭甲と細かい骨を持つ体を持っています。頭部が特に厚い骨質の冑甲で覆われていたためか、その部分が化石として産出することがほとんどです。
Ukrainaspis (ウクライナスピス)は、Scolenaspidoidei(スコレナスピス亜目)、Scolenaspididae (スコレナスピス科)に属します。Ukrainaspis (ウクライナスピス)は2009年に提唱された新しい属で、今のところはこのU.kozlowskii (U.コズロウスキイ)の一種のみ記載されています。