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Wladysagitta / ウラディサギッタ

Wladysagitta (ウラディサギッタ)も、Cephalaspidomorphi/Cephalaspid (ケファラスピス綱/頭甲綱)、Osteostraci/Ostracoderm (骨甲亜綱)に属する、いわゆるOsteostracan (オステオストラカン)と呼ばれているものの一種です。これらは主にシルル紀中期からデボン紀末期にかけて北米やヨーロッパで繁栄した種類で、発達したひれ、複雑で立派な頭甲と細かい骨を持つ体を持っています。頭部が特に厚い骨質の冑甲で覆われていたためか、その部分が化石として産出することがほとんどです。

Wladysagitta (ウラディサギッタ)は、2006年に提唱された新しい属です。しかし、この属はPattenaspis (パッテナスピス)と初期タイプのZenaspidids (ゼナスピスの仲間)との間の特徴を持っており、そのために現在のところはどの目や科に分類されるかはまだ決まっていないようです。このウクライナからのW.janvieri (W.ジャンヴィエレリ)およびイギリス・デボン紀前期からのW.acutirostrisの2種が記載されています。

Wladysagitta janvieri
ウラディサギッタ ジャンヴィエレリ
【UWL-001】
Devonian
Dniester Series
quarry near Zvyniach, Chortkiv Raion
詳細写真 Ternopil Oblast, Ukraine (ウクライナ)
本体 : 縦7cm x 幅7.2cm
SOLD 母岩 : 10cm x 9cm
価格 : ¥43,200 (税込¥47,520)
特記 : ウクライナ産甲冑魚の新しい属の種類、特徴的な突起も含め体全体がきれいに保存された標本です。
これまでとは違った産地から新しく採取された標本です。母岩接着はあるものの、頭部先から左右頬の先端、垂直に伸びた突起まで欠けることなく保存されています。頭部自体が立体感のあるつくりになっており、これに垂直の突起がついているため、実物はかなりのボリューム感があります。両眼もはっきりと観察できます。科学的標本としてはもちろんのこと、ケースに入れて展示するにも最適な逸品です。