Zascinaspis / ザスキナスピス
Zascinaspis (ザスキナスピス)は、Pteraspidomorphi/Pteraspid (プテラスピス綱/翼甲綱)、Heterostraci (異甲亜綱)のいわゆるHeterostracans (ヘテロストラカン)といわれる一種で、主にシルル紀前期からデボン紀末期にかけて北米やヨーロッパで繁栄しました。これらは元々は硬骨魚 (bony fish)やサメの仲間と考えられていましたが、今ではCephalaspid (ケファラスピス綱/頭甲綱)などOsteostracan (オステオストラカン)と似た位置に分類されています。頑強な皮甲 (dermal bone)で囲まれた頭部および胴体をもっており、いわゆる甲冑魚の一種です。
Djurinaspis (ジュリナスピス)は、その中のPteraspidiformes (プテラスピス目)、Larnovaspididae (ラルノヴァスピス科)に属し、同ウクライナからのDjurinaspis (ジュリナスピス)と同じ科です。背面の鋭い突起が目立ちます。