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Asaphus delphinus / アサフス デルフィヌス

Asaphus delphinus (デルフアサフス デルフィヌス)は、三角形の頭部が最大の特徴の種類です。この頭部形状は、これより数段上の新しい地層から産出するXenasaphus (クセナサフス)を除いては、この地域の他のAsaphus (アサフス)には見られないものです。また同時に大型化の傾向もあり、7-8cmの平均的なサイズのものから、10cmを超えるような個体も産出します。しかしながら、この特異な姿や大きさにも関わらず、産出はAsery層の最も上部のみに限られるために数が少なく、市場では常に高い人気を誇る種類となっています。

※この種は最近、"Delphasaphus delphinus (デルフアサフス デルフィヌス)" という名前でも市場に出回ることが多くなってきましたが、実際の標本に違いはありません。

Asaphus delphinus
アサフス デルフィヌス
【ADL-007】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦10cm(背周り11cm) x 幅5.5cm
SOLD 母岩 : 9cm x 20.5cm
価格 : ¥52,200 (税込¥56,376)
特記 : 体長10cmという大きな個体で状態の良いものをようやく再度確保致しました。
尾板を横切る母岩割れがありそれに伴う接着補修、また胸部下から3節目の中央に補填、また左頬から胸部前方左端にかけても若干の補填があります。しかしこの大きな面積を持つ大型個体としては必要最小限クラスの補填度合いで、十分に上位クラスの品質の標本です。至るところに細かい線模様も観察できます。通常のアサフスの倍近くもあり、またこの種類の頑強さと相まって、実物は圧倒的な存在感を持ち合わせています。