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Asaphus kowalewskii / アサフス コワレウスキイ (コワレスキー)

ロシア産オルドビス紀三葉虫の最も代表的な属であるAsaphus (アサフス)の中で、最も広く認知されている種類は、やはりこのAsaphus kowalewskii (アサフス コワレウスキイ)ではないでしょうか。このカタツムリか潜望鏡のような長い眼は、多くの堆積物がたまった海底から視界を確保するために発達したと考えられています。ロシア・オルドビス紀の地層からは、Asaphus (アサフス)だけでもたくさん種類が産出しますが、その種を年代の古い順に追っていきますと、ある系統のものはこのように眼の軸の長さがだんだん長く進化しているそうです。

※ Neoasaphus kowalewskii (ネオアサフス コワレウスキイ)という名前で市場に出ていることもありますが、学術的にもAsaphus kowalewskii (アサフス コワレウスキイ)と全く同等のものです。

Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-079】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 幅4.0cm
SOLD 母岩 : 5.5cm x 6cm
価格 : ¥31,400 (税込¥34,540)
特記 : ちょうど平均サイズの個体、2024-25年の新作標本です。
本体に関係する母岩割れはありません。全体を通して見られる黒い線のようなものは置換鉱物による模様です。補填も頭胸部中央にわずかにあるのみで全体を通してほとんどありません。少し頭をもたげた姿勢ですが、どこから見ても地中での圧縮による変形扁平はなく、表面状態も滑らかで美しい見事な品質の標本です。
Asaphus kowalewskii
アサフス コワレウスキイ
【AKW-080】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 幅3.3cm
SOLD 母岩 : 5cm x 4.5cm
価格 : ¥22,100 (税込¥24,310)
特記 : 小さめの個体、2024-25年の新作標本です。
母岩割れはありません。補修補填もどの個体にも必要な両眼の接着以外にほとんどありません。若干体の右側が押されている関係で少しゆがみがありますが、それでも写真のようにそこまで感じるものではないかと思います。仕上げのニス塗装が少し多めですね。小さめ個体のためにコワレウスキイとしてはお手頃な価格です。