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Asaphus raniceps / アサフス ラニセプス

Asaphus raniceps (アサフス ラニセプス)は、現在記載されている20種以上のAsaphus (アサフス)の中では初期の種類に部類されます。 多くのAsaphus (アサフス)が産出するAsery層よりも一段古いKunda層の中の真ん中より下から産出し、さらに古いVolkhov層からのA.broeggeri (ブレッゲリ)、A.lepidurus (アサフス レピデュルス)に続く種類です。このKunda層の時代で、そこからこのA.raniceps (ラニセプス)とA.expansus (エクスパンスス)の2つの系統に分かれたとされています。

Asaphus raniceps (アサフス ラニセプス)は、丸みを帯びたなめらかで優しい感じを持ち合わせているのが印象的です。初期のAsaphus (アサフス)であるために眼ほとんど発達してはいませんが、8cmを超えるような大きな個体も産出することもあり、初期のAsaphus (アサフス)の中では最も大型化の傾向のある種類です。

Asaphus raniceps
アサフス ラニセプス
【ARN-020】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦6.4cm(直線測定) x 幅3.8cm
SOLD 母岩 : 8cm x 8cm
価格 : ¥25,700 (税込¥28,270)
特記 : 平均サイズの下限か若干小さめかという個体がまっすぐに伸びた標本です。2024-25年シーズンの新作標本です。
本体に関係する母岩割れはありません。尾板右は表面割れ接着、あとは頭部右端と左眼下にわずかに補填があるくらいで全体に渡って良好品質です。地中による圧縮変形もありません。平均クラスのまっすぐに伸びた良質標本でアサフス揃えたい方には特にお薦めです。