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Leningradites / レニングラディテス

Leningradites (レニングラディテス)は、Asaphida (アサフス目)、Asaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)に属します。Asaphus (アサフス)と同じ科に属しているものの、細長い体に真っ直ぐな鋭い頬棘など、一目でAsaphus (アサフス)や他の仲間と見分けることができ、実際に産出量もそれらに比べると非常に少なくなっています。2つの種類が存在し、長い頬棘が特徴のL.longispinus (L.ロンギスピヌス)と、それに比べて短い頬棘をもつL.graciosus (L.グラキオスス)がそれにあたります。

Leningradites longispinus
レニングラディテス ロンギスピヌス
【LGL-002】
オルドビス紀中期
Asery Level
Vilpovitsy Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦6cm(直線測定) x 幅3.5cm
SOLD 母岩 : 12cm x 10cm
価格 : ¥24,300 (税込¥26,730)
特記 : 珍しいアサフス目の三葉虫と腕足類が一緒に載った興味深い標本です。
レニングラディテスの方は6cmと十分な大きさがあるものの、地中での圧縮により変形してしまっており、それに伴ってか胸部中央などの濃い茶色の部分は樹脂による補填です。ただ、この見た目ながら補填量は特段多いものではないため全体を通して十分にナチュラルな状態を保っています。特徴である長めの頬棘と細長い尾版などをしっかり観察することができます。母岩の天辺に載っている腕足は巻き貝のような姿で、この産地ではあまり見ない珍しいものです。これら二つの生物が当時の海底に一緒に生息していたことが一目で分かる貴重な標本です。2005年に当店に入ってきた標本で、ちょうどロシア三葉虫の人気が高まり採掘が急激に増えた時期に得られた標本です。当時はこの倍ほどの価格が付いていました。
Leningradites graciosus
レニングラディテス グラキオスス
【LGL-005】
オルドビス紀中期
Asery Level
Gostilitsy Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦9.8cm(直線測定) x 幅6cm
SOLD 母岩 : 17cm x 14cm
価格 : ¥81,000 (税込¥89,100)
特記 : これまでに大量の標本を扱ってきた現地供給元が、この種として過去最大と謳う約10cmの巨大個体の標本です。
全体的に外殻に細かいひび割れがあるため、特に頭部を中心にその部分への補修補填がありますが、写真の通りに個々の部分への補填量は多くなく、このサイズの個体の標本としては十分に上位クラスの品質です。左眼前方部が地中で上からの力を受けて若干変形していますが、それ以外の部分には変形はほぼ波及しておらず、このサイズの個体の標本としては許容範囲の程度かと思います。大型化の傾向のあるPseudoasaphinusなどと見間違うかのようなサイズながら、しかしこの長く鋭い頬棘を持っているため、この標本がいかに異例のサイズを持った特別な標本であることが分かります。