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rare Megistaspidella / メギスタスピデラ希少種

三角形の頭部と尾板を持ち、ロシア産オルドビス紀三葉虫の中でも一目で見分けることができるのが、このMegistaspidella (メギスタスピデラ)です。しかしながらこの種類は、Asaphida (アサフス目)の中のAsaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)ということで、Asaphus (アサフス)に代表される多くのロシア産オルドビス紀三葉虫と同じ仲間です。特にこの明確な特徴ゆえか、この種類はこの地域の細かい地層の示準化石としての役割を担っていることも多いようです。

なおこのような三角頭を持つ仲間は、今から100年以上前の最初に記載された時にはすべてMegalaspis (メガラスピス)という名前が使われていましたが、後の種の細分化により、このMegistaspidella (メギスタスピデラ)やMegistaspis (メギスタスピス)という名前などになりました。加えて、最近はSpinopyge (スピノピゲ)という属名が併記されることもあります。ここでは、最も産出量が多いM.triangularis (M.トリアングラリス)以外の、非常に産出量が少なく希少なMegistaspidella (メギスタスピデラ)を掲載しています。

Megistaspidella (Spinopyge) spinulata
メギスタスピデラ スピヌラータ
【MGS-001】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Voibokolovo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦5.5cm(直線測定) x 幅3cm
母岩 : 13cm x 12cm
価格 : ¥224,000 (税込¥246,400)
特記 : 頭部前方の突起が特徴的な、メギスタスピデラの希少種の大変美しい標本です。
頭部中央および胸部右端付近に補填があるものの、写真のように非常に保存状態の良い標本です。真っ直ぐに伸びている体勢のため、この希少種の特徴を一目で観察することができます。なお、このプレートにはAsaphus acuminatus(アサフス アクミナトゥス)と思われる体の一部も確認できます。
Megistaspidella (Spinopyge) isvosica
メギスタスピデラ イスヴォシカ
【MGS-003】
オルドビス紀前期
Kunda Level
Voybokado Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦8.5cm(直線測定) x 幅3.5cm
SOLD 母岩 : 12cm x 10cm
価格 : ¥346,667 (税込¥364,000)
特記 : 珍しい種類の、十分なサイズがある、真っ直ぐに伸びた個体です。
この種類は、希少なメギスタスピデラの仲間としては産出がある方ですが、中途半端に丸まった個体も多いため、こうして十分な大きさがあり、真っ直ぐに伸びているものはそれほど多くありません。この個体は直線測定で8.5cmですが、実際には頭部前方の棘はカールしているため、実物はそれよりももっと大きく感じるかもしれません。その前方の棘は裏側まで丁寧にクリーニングされているため、写真のように棘の真ん中が継ぎ目のような組織になっていることすら観察できます。補修度合いもこの大きさにも関わらず5%以下とのこと、品質的にも問題ありません。