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Rhinoferus / リノフェルス

Rhinoferus (リノフェルス)は、Asaphida (アサフス目)、Asaphoidea (アサフス超科)、Asaphidae (アサフス科)に属します。ほとんどのロシア・オルドビス紀の三葉虫が記載された今から100年前の時点では、Megistaspidella (メギスタスピデラ)やMegistaspis (メギスタスピス)と同様にMegalaspis (メガラスピス)という属名が使われており、このRhinoferus (リノフェルス)という属名が提唱されたのは1970年代に入ってからです。現在までに数種類が記載されていますが、商業的にはRhinoferus hyorrhinus (リノフェルス ヒオルリヌス)が最もよく見る種名ではないでしょうか。Megistaspidella (メギスタスピデラ)などと同様の姿をしていますが、頭部中央後方に大きなこぶのような盛り上がりがあることで容易に区別することができます。

Rhinoferus hyorrhinus
リノフェルス ヒオルリヌス
【RHN-002】
オルドビス紀前期
Volkhov Level
Putilovo Quarry
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 背周り5.2cm x 幅3cm
母岩 : 8cm x 7cm
価格 : ¥81,800 (税込¥89,980)
特記 : なかなか産出しない種類の、最もよく産出する大きさの個体です。
胸部から尾板前方の最外殻が摩耗してなくなってしまっているために非常に見栄えが悪くなっています。しかしながら、樹脂による補填は剖出が不可能な両頬棘の先端1-2mm程度のみであり、それ以外の補修補填の類いは一切ありません。そのため見栄えによらずまさにナチュラルな状態の標本です。この場所のこの層のものは鉱物むらのためにこのような品質のものも多く、これもこの標本の特徴の一つとして数えるべきものかもしれません。この見栄えのため、非常に稀少な種類の標本としてはお買い得感のある価格設定になっており、確実に良質な稀少種の標本をご所有したいコレクターの方には特にお薦めの一点です。