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Acastoides / アカストイデス

Acastoides (アカストイデス)は、Phacopida (ファコプス目)中のAcastidae (アカストイド科)に属します。この科には、Coltraneia (コルトラネイア), Comura (コムラ), Cryphina (クリフィナ), Erbenochile (エルベノチレ), Hollardops (ホラドプス), Metacanthina (メタカンシナ), Morocconites (モロッコニテス), Psychopyge (シコピゲ), Saharops (サハロプス), Walliserops (ワリセロプス)など、モロッコ産デボン紀三葉虫のその多くが属しています。基準種はドイツのデボン紀前期からのもので、他にもトルコ等ヨーロッパなどから数種が記載されていますが、どれも我々には馴染みのないものです。モロッコからのものについては、A.zguilmensis, およびA.haddadiの2種が2006年になってから記載されました。

Acastoides sp.
アカストイデスの一種
【ACT-003】
デボン紀中期
Zguilma area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦2.4cm(直線測定) x 幅1.3cm
SOLD 母岩 : 8.5cm x 7.5cm
価格 : ¥23,100 (税込¥25,410)
特記 : ハミー氏による剖出の完品です。
本体右側の母岩が補強されているように見えますが、本体に影響はほぼないようです。前回よりは大きいですがどうもこのエリアから出るこの種類は小さなものが多いのかもしれません。ただもちろん彼による剖出ですので、両眼複眼も一つ一つのレンズが観察できるレベルです。母岩にはゲラストスの頭部も載っており、一緒に同じ海底に生息していただことが分かります。
Acastoides sp.
アカストイデスの一種
【ACT-002】
デボン紀中期
Zguilma area
Atlas Mountains
詳細写真 Morocco
本体 : 縦1.5cm(直線測定) x 幅0.9cm
SOLD 母岩 : 7cm x 5cm
価格 : ¥15,400 (税込¥16,940)
特記 : ハミー氏の工房からの標本、とても小さなアカストイデスの種類のようです。
幼体なのかもしれません。しかし幅が1cmに満たないこの小さな体の複眼の個々のレンズが、左眼の端わずか2,3個が欠損しているだけ(その部分は1mm程度)であとは両眼ともほぼ完璧に剖出されていることだけでも驚きに値します。その剖出精度で体全体が仕上げられており、小さな三葉虫でありながら表面の模様まで見えるかという出来です。小さいためにこの価格ですが、ここにハミー氏の技術が惜しみなく費やされていることが分かる高品質標本です。