Asaphiscus / アサフィスカス
Asaphiscus (アサフィスカス)は、Ptychopariida (プティコパリア目)、Ptychopariina (プティコパリア亜目)、Ptychoparioidea (プティコパリア超科)、Asaphiscidae (アサフィスカス科)に属します。この超科にはElrathia (エルラシア)やAmecephalus (アメセファルス)など、米西部のカンブリア紀三葉虫が多く属していますが、この科自体はAsaphiscus (アサフィスカス)のためにあると考えられる程マイナーな科となっています。
Asaphiscus wheeleri (アサフィスカス ウェーレリ)は、米カンブリア紀三葉虫を代表する種類の一つです。カンブリア紀中期の地層から産出し、その種名の元となったユタ州・Wheeler層の他、隣接するMarjum層、その二つの層と関連付けられるPierson Cove層から産出します。一緒に産出することも多いElrathia kingii (エルラシア キンギ)より一回り大きい4cmほどが一般的で、全体はElrathia (エルラシア)と似た姿ながら大きな尾板が最大の違いです。