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Altiocculus / アルティオクルス

Altiocculus (アルティオクルス)は、Ptychopariida (プティコパリア目)、Ptychopariina (プティコパリア亜目)、Ptychoparioidea (プティコパリア超科)、Alokistocaridae (アロキストカレ科)に属します。この科にはAmecephalus (アメセファルス)やElrathia (エルラシア)がおり、Elrathia kingi (エルラシア キンギ)の姿と同じく、この科のものはどれも平たく、三日月状の頭部、小さな節が多数ある胸部、小さな尾板が特徴です。特にAltiocculus (アルティオクルス)は、さらに節の数が20以上と多く、縦に間延びしたその姿は異彩を放っています。

Altiocculus (アルティオクルス)は、米ユタ州・カンブリア紀中期のWheeler層からのA.harrisi (E.ハリシ)、およびその一段上のMarjum層およびPierson Cove層からのA.drumensis (アルティオクルス ドルメンシス)が記載されています。

Altiocculus drumensis
アルティオクルス ドルメンシス
【ATI-001】
カンブリア紀中期
Pierson Cove Formation
Drum Mountains, Utah
詳細写真 USA
本体 : 縦4.4cm x 幅2.1cm
SOLD 母岩 : 9cm x 8.5cm
価格 : ¥112,000 (税込¥120,960)
特記 : 稀少な種類の、大変大きく美しい保存状態の標本です。
母岩割れによる接着があり、胸部中央付近に少し段差ができていますが、本体にはほとんど影響はないようです。供給元によればその胸部中央の節の両端部分は最初から少し短かい状態だったとのこと、この部分はバイトマーク/噛み痕が治癒したものの可能性があるとのことです。しかし全体に渡り保存状態および剖出は一級であり、全身の粒々、胸部の多数の節、小さな尾板、そして頭部の細かい模様と、明確に観察できる見事な完全体標本です。サイズもこの種としてはかなりの大きさとのこと、この種の決定版的標本として自信を持ってここにお薦めさせて頂きます。