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Bellacartwrightia / ベラカルトライティア

Bellacartwrightia (ベラカルトライティア)は、Phacopida (ファコプス目)中のAcastidae (アカストイド科)に属します。見た目の通り、同じ北米だとGreenops (グリーノプス)、そしてモロッコ産だとHollardops (ホラドプス)やMetacanthina (メタカンシナ), Mrakibina (ムラキビナ)などが同じ仲間です。

Bellacartwrightia (ベラカルトライティア)は、米ニューヨーク州デボン紀中期のHamilton Groupやその周辺から見つかります。Bellacartwrightia (ベラカルトライティア)とGreenops (グリーノプス)の区別は、ちょうどモロッコのMetacanthina (メタカンシナ)とHollardops (ホラドプス)に対応するかのようで、頭部前方の縁が大きく胸部中央に突起や棘があるものがBellacartwrightia (ベラカルトライティア)、頭部前方の縁があまりなく胸部中央に突起や棘がないものがGreenops (グリーノプス)です。Bellacartwrightia (ベラカルトライティア)には、B.jennae, whiteleyi, calderonae, phyllocaudata, pleioneなど数種類の記載がある他、まだ記載のない種類もいるようです。

Bellacartwrightia sp.
ベラカルトライティアの一種
【BLW-001】
デボン紀中期
Moscow Formation, Hamilton Group
Erie County, New York
詳細写真 USA
本体 : 縦1.8cm x 幅1.3cm
SOLD 母岩 : 8cm x 8cm
価格 : ¥44,300 (税込¥48,730)
特記 : この属としては若干小さめ個体ながら、見事な完体標本です。
もっとも、採掘者によればこれまで記載されているこの属の種類には当てはまらない可能性があるとのことで、そうするとこれが小さい個体なのかそもそもそういう種類なのかも分かりません。いずれにせよ、完体であり保存も剖出も非常に良いため、容易に手に入る部類の標本ではないかと思います。母岩割れはありますが本体に関係ない部分ですので、その点でも状態は良いです。