Acanthopyge / アカンソピゲ
Acanthopyge (アカンソピゲ)は、世界中の全ての三葉虫の種類の中で最も稀少な目 (もく)であるLichida (リカス目)に属し、その中でもLichoidea (リカス超科)のLichidae (リカス科)と、典型的なリカス目の種類の一つです。宇宙人の顔のような構造を"鼻"の位置にもつ横に平べったい頭部、またリカス目の最も大きな特徴であるコウモリのような尾板を持ち、この種類も他の多くのリカス目と同様に全体が粒々で覆われています。このAcanthopyge (アカンソピゲ)は、特にモロッコ・デボン紀からのものが特に有名ですが(あまりに稀少なために市場に出回る標本のそのほとんどが偽物であることも有名です...)、もちろんこのボリビアのデボン紀の地層においても、部分化石でも稀少なくらい産出量が大変少ない種類です。