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Colpocoryphe / コルポコリフェ (フランス産)

Colpocoryphe (コルポコリフェ)は、Phacopida (ファコプス目)のCalymenina (カリメネ亜目)、Calymenoidea (カリメネ科)に属しています。この科は北米で最も多く産出する三葉虫の一つとして有名なCalymene (カリメネ)やFlexicalymene (フレキシカリメネ)など、オルドビス紀からシルル紀にかけて世界中の海で繁栄した代表的な三葉虫の種類です。

フランス北西部・Rennes/レンヌ周辺には、オルドビス紀中期Llanvirn (ランビルニアン/約4.7億年前)の地層である、Traveusot Formationが広がり、ヨーロッパの代表的なオルドビス紀三葉虫の産地となっています。この地層の時代は、同じヨーロッパのもう一つのオルドビス紀三葉虫の代表的産地である、ポルトガルのオルドビス紀中期のValongo Formation (ヴァロンゴ層)と重なるため、同じような種類の三葉虫が別の離れた場所から産出することも興味深い点です。

Colpocoryphe thorali
(コルポコリフェ ロウアウルティ)
【CLP-003】
オルドビス紀前期
Saint Chinian Formation
Herault
詳細写真 France (フランス)
本体 : 縦1.1cm
SOLD 母岩 : 6cm x 4cm
価格 : ¥3,400 (税込¥3,740)
特記 : あまり見ない産地からの小さいながら全体が分かる標本です。
割ったままの状態でネガ(凹型)も半分ほどあります。頭部右頬と尾板は確認できませんが種まで同定ができるレベルの保存状態です。周りには他にもBathycheilusの頭部などが載っています。現地の個人コレクターが自ら採掘した標本です。
Colpocoryphe rouaulti
(コルポコリフェ ロウアウルティ)
【CLP-002】
オルドビス紀中期
Traveusot Formation
Rennes, Bretagne
詳細写真 France (フランス)
本体 : 縦3.8cm (背周り4.7cm) x 幅2cm
SOLD 母岩 : 3.5cm x 2.3cm
価格 : ¥8,000 (税込¥8,400)
特記 : 大変美しい保存状態のこの産地の代表的な種類の標本です。
こちらは母岩に載っている個体です。上の標本と同様、どうしても母岩を割って取り出す時に突起部分である眼や胸部端などに若干の損傷が出てしまいますので、そういう意味ではこの標本もトップクラスの品質に間違いありません。特徴的な頭部先や尾部先まではっきり観察できる見事な標本です。
Colpocoryphe rouaulti
(コルポコリフェ ロウアウルティ)
【CLP-001】
オルドビス紀中期
Traveusot Formation
Rennes, Bretagne
詳細写真 France (フランス)
本体 : 縦5cm (背周り6cm) x 幅2.1cm
SOLD 母岩 : -
価格 : ¥8,000 (税込¥8,400)
特記 : 大変美しい保存状態のこの産地の代表的な種類の標本です。
頭部先端から尾部の先まで見事に保存されています。右眼および尾部中央や胸部右端にわずかに損傷があるものの、これは母岩を割って採取する時には避けられない最小限のものであり、心配な頭部や尾部の端に関しても完全体の標本と見比べて見事に保存されていることが分かります。大きさも5cm以上の個体であり、この種類の標本としてかなり良質なものに間違いありません。