その他の欧州産三葉虫
三葉虫は、古生代 (約5.7億年前〜2.45億年前) に地球上に繁栄していた節足動物です。約3億年に渡って様々な形態に進化し、全体で1万を超える種を有していましたが、恐竜が現れる中生代を前にしてすべて絶滅してしまいました。
ヨーロッパでは、その成り立ちの複雑さから、北米などに比べるとあまり広くない大きさにも関わらず、あらゆる時代の三葉虫が様々な場所で産出します。特に、今から150年ほど前の三葉虫研究の草分けとなったJ.Barrandeが研究を行ったチェコ・ボヘミア地域を始めとして、スペインやイギリスなどでも数多く産出するカンブリア紀もの、15cm以上の巨大な個体がまとまって産出する場所もあるValongo (ヴァロンゴ)周辺のポルトガルや、Girvanなど昔から有名な産地を数多く持ち、常に三葉虫研究をリードしているイギリスのオルドビス紀もの、モロッコ産デボン紀三葉虫の数多くの属名の基準となる三葉虫が産出するドイツ・Eifel(アイフェル)地方のデボン紀ものなどが、この地域の有名な産地です。ここではイギリス産以外のヨーロッパ産三葉虫を掲載致します。
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Colpocoryphe
コルポコリフェ(葡)
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Colpocoryphe
コルポコリフェ(仏)
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Cyclopyge
キクロピゲ
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Dionide
ディオニデ
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Ectillaenus
エクティレヌス(葡)
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Ectillaenus
エクティレヌス(仏)
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Eodalmanitina
エオダルマニティナ
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Megalaspis
メガラスピス(仏)
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Neseuretus
ネセウレトゥス
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Nileus
ニレウス(スウェ)
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Nobiliasaphus
ノビリアサフス
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Phacopidina
ファコピディナ
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Placoparia
プラコパリア(葡)
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Placoparia
プラコパリア(仏)
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Zeliszkella
ゼリスズケラ