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Colpocoryphe / コルポコリフェ

Colpocoryphe (コルポコリフェ)は、Phacopida (ファコプス目)のCalymenina (カリメネ亜目)、Calymenoidea (カリメネ科)に属しています。この科は北米で最も多く産出する三葉虫の一つとして有名なCalymene (カリメネ)やFlexicalymene (フレキシカリメネ)など、オルドビス紀からシルル紀にかけて世界中の海で繁栄した代表的な三葉虫の種類です。モロッコのオルドビス紀の地層からはこのColpocoryphe (コルポコリフェ)と考えられる三葉虫が何種類も産出します。C.aragoiやgrandisなどヨーロッパからの種類と同じものとして報告されているものもあるものの、大部分はまだ未定種の扱いで今後の研究が待たれます。

Colpocoryphe sp.
コルポコリフェの一種
【COC-001】
オルドビス紀
cf. Ktaoua Formation
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦5.5cm(背周り6.5cm)
SOLD 母岩 : 9cm x 8cm
価格 : ¥14,300 (税込¥15,730)
特記 : 典型的なモロッコ・オルドビス紀の三葉虫の品質の標本ですが、あまり見慣れない縦に長い大きめの種類です。
2010年頃に採掘された標本で、供給元から学名も産地情報も入ってきておりませんが、同時期のオルドビス紀の三葉虫標本はKtaoua層のものが多くこの標本もその一つと考えられます。モロッコ・オルドビス紀のこのサイズのものではPradoella tazzarinensisが最も知られていますが、この個体には頭部先端に出っ張りはなく、逆にヨーロッパ産のColpocorypheと同じような凹みを持ち、さらにサイズ的にもそれと似通っているためにこの名前を使用しました。この地のオルドビス紀の地層からのものは硬さも本体と似通っており剖出は大変ですが、現地一般工房からの当時のものとしてはかなりの力作です。