Trilobites with Color Pattern/ カラーパターン三葉虫
アメリカ・ニューヨーク州のデボン紀の地層からは、三葉虫の表面にcolor pattern/カラーパターンと呼ばれる、焦げ茶色の斑点のような模様がついた標本が採取されることがあります。この模様は、生きていた時に身を隠すために使われたカモフラージュの痕跡だとも言われており、この斑点の大きさは複眼の一つ一つのレンズと同じ大きさであることから、捕食者を惑わすことが可能であったようです。
なお採掘者によれば、この興味深い模様を持った三葉虫が産出する場所は、非常に限られた地域の非常に狭い範囲の地層に限られるそうで、今後まとめての標本獲得は困難とのことです。