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Cryptolithus / クリプトリサス

Cryptolithus (クリプトリサス)は、Asaphida (アサフス目)のTrinucleioidea (トリヌクレウス超科)、Trinucleidae (トリヌクレウス科)に属します。この超科に属する仲間は、Ampyx (アンピクス)やLonchodomas (ロンコドマス)などがいろいろいますが、さらにこの科としては、イギリス産のTretaspis (トレタスピス)やLloydolithus (ロイドリサス)、モロッコ産のOnnia (オンニア)が代表種です。長い頬棘に短く節が多い胴体に加え、特にこの科のものは頭部縁にドットのような美しい模様を持っているものが普通です。

北米からのCryptolithus (クリプトリサス)は、ペンシルバニア州のオルドビス紀後期のSwatara Gapからのもの、ケンタッキー州やオハイオ州にまたがるKope Formation/層からの多数の部分化石として産出するものが特に有名です。

Cryptolithus bellulus
クリプトリサス ベルルス
【CRY-001】
オルドビス紀後期
Lorraine Group
Herkimer County, New York
詳細写真 USA
本体 : 胴体縦1.7cm(棘を含め2.5cm) x 幅2cm
SOLD 母岩 : 13cm x 5cm
価格 : ¥15,619 (税込¥16,400)
特記 : 大変珍しい産地からの標本です。
この産地からは群集で産出することもあるとのことですが、その多くは長い頬棘が失われており、この標本は大変貴重です。またこの標本は、軟体部が残るTriarthrus (トリアルツルス)が産出した層に非常に近い部分から産出しており、肉眼では観察できないものの軟体部の何らかな痕跡が出る可能性のある標本とのことです。なお、大変狭い層からの産出のため、現在新たな標本を獲得できる見込みはないとのことでした。