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rare Hoplolichas, Hoplolichoides / ホプロリカス, ホプロリコイデスの希少種

世界中の三葉虫の中で、最も産出量が少なく稀少な存在であるorder (目/もく)が、Lichida (リカス目)です。しかもその体は一般的な三葉虫の体とはかけ離れているものが少なくなく、大きく出入りのある尾板を持ち、いろいろな所に棘や突起で装飾されているかのような体を持つものも多く、極めて不思議な体を持っていることが大きな特徴です。

このロシアのオルドビス紀から産出する数少ないLichida (リカス目)であるHoplolichas/Hoplolichoides (ホプロリカス/ホプロリコイデス)も、世界中のLichida (リカス目)と同様に、ギザギザで鋭い頬棘、胸部や尾部には棘や突起も数多く持ち、その風貌からロシア産三葉虫のうちでも最も人気の高い種類です。しかしやはりこの産地においても産出量は少なく、その人気と相まって市場では典型的な高価で稀少な代表となっています。

この地域から産出するHoplolichas/Hoplolichoides (ホプロリカス/ホプロリコイデス)は、産出するそのほとんどがこの種類であり、ただでさえ希少なHoplolichas/Hoplolichoides (ホプロリカス/ホプロリコイデス)において、それ以外の種類はさらに希少になっています。しかし実際にはこの地域だけでも10種類以上のHoplolichas/Hoplolichoides (ホプロリカス/ホプロリコイデス)がいるとされており、派手な風貌の中にも様々な姿を確認することができます。

Hoplolichas plautini
ホプロリカス プラウティーニ
【HLS-003】
オルドビス紀中期
Asery Level
Volkhov River
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦4.5cm (直線測定) x 幅3.8cm
母岩 : 11cm x 13cm
価格 : ¥234,000 (税込¥257,400)
特記 : 全身が小さな突起に覆われたホプロリカスの希少種、頭部裏まで剖出された標本です。
写真の通り、全体に渡って非常に状態の良い保存で、目立つ補填は胸部左の節の端一つくらいでそれも2-3mm程度と、間違いなくトップクラスの品質です。ホプロリカスは特に頭部の変形が少し多めの種類ですが、この標本はそれもほぼ皆無で、この点でも稀に見る保存状態であることが分かります。大きさが4.5cmと平均より若干小さなサイズということで、やはり6cmクラスの個体と並べるとその一回り小さなサイズはどうしても感じてしまいますが、派手な風貌とこの美しい見事な保存状態のために存在感は非常に大きく、一点だけ見ている分には何の遜色は感じないばかりか時間を忘れて見入ってしますこと間違いなしです。5cm後半から6cm以上になると価格はこれより10-20万高くなるのが普通なため、値段が張る希少種としては大変お買い得感がある標本としてここにお薦めします。
Hoplolichas praeplautini
ホプロリカス プラエプラウティーニ
【HLS-001】
オルドビス紀中期
Asery Level
outcrop near town Kipen
詳細写真 St.Petersburg region, Russia
本体 : 縦5cm (背回り5.5cm) x 幅4cm
SOLD 母岩 : 13cm x 11cm
価格 : ¥224,000 (税込¥246,400)
特記 : これまでに完全体は5体程度しか産出していないという、大変珍しいホプロリカスの標本です。
学術的にはH.plautini (ホプロリカス プラウティーニ)の祖先としてする論文が発表されています。そのため体全体のつくりは非常にその種に似通っていますが、最大の違いは頭部後方に突起がないことです。実際に拡大写真の通り、その突起があってもよいハズの部分にも表面の粒々が観察できますので、やはり最初からその部分には突起はなかったようです。大変希少なホプロリカスの種類ながら、真っ直ぐに伸びた、大きさも小さくない、大変品質の良い標本です。