Hamatolenus / ハマトレヌス
Hamatolenus (ハマトレヌス)は、Ptychopariida (プティコパリア目)の中のPtychopariina (プティコパリア亜目)、Ellipsocephalidae (エリプソセファルス科)に属します。この科の種類は最も初期の三葉虫の一つで、チェコ・ボヘミアのカンブリア紀の地層から群をなした状態で産出するEllipsocephalus (エリプソセファルス)のように、眼もほとんど目立たず、装飾的な突起や棘はほとんどの種類でほぼないものばかりですが、このHamatolenus (ハマトレヌス)は、例外的に長いgenal spine (頬棘)およびpleural spine (肋棘)を持ちます。
ここモロッコのカンブリア紀においても、このEllipsocephalidae (エリプソセファルス科)に属する種類は多く産出し、Ornamentaspis (オルナメンタスピス)、Myopsolenus (ミオプソレヌス)、Kingaspis (キンガスピス)やProtolenus (プロトレヌス)などがその代表です。
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