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Harpes / ハルペス ハーペス

Harpes (ハルペス)は、元々はPtychopariida (プティコパリア目)の中に分類されていましたが、現在ではHarpetida (ハルペス目)として、独立したOrder (目/もく)の一つとされるようになってきました。帽子のつばのような部分がglabella (頭鞍)周りに発達し、小さな眼、通常は12かそれ以上の多数の節を持つ胸部、そしてその続きにあるとても小さな尾板の特徴から、他の三葉虫から一目で区別できます。

Harpes sp.
ハルペスの一種
【HRP-009】
デボン紀前期
Mrakeb area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 縦4.4cm(直線測定) x 幅3.8cm
SOLD 母岩 : 14cm x 11cm
価格 : ¥132,000 (税込¥145,200)
特記 : ハミー氏剖出による完品です。
当然ながら母岩接着以外の補填や着色は一切ありません。左上が縁にかかって少しダメージはあるものの、そんなことはもう気にもならないというほどの見事さです。これまでに世に出たハルペスの中でもベストと言っても過言ではないのではないでしょうか。どこを眺めても完璧という以外の言葉は浮かびません。頭部縁のしわ模様は本当に血管そのものにすら見えてきます。この個体はサイズもありますので、存在感はなおさらです。金額に見合う価値のある標本と確信しております。
Harpes sp.
ハルペスの一種
【HRP-008】
デボン紀中期
Issoumour area
Atlas Mountain
詳細写真 Morocco
本体 : 頭部縦4.9cm(直線測定) x 頭部幅3cm
SOLD 母岩 : 6cm x 5.5cm
価格 : ¥44,200 (税込¥48,620)
特記 : ハミー氏の工房からの標本です。
彼からの標本ですので母岩接着以外の補填や着色は一切ありません。かなり大きな個体の完体標本です。ハルペスはたくさんの節のその先端にあるとても小さな尾板が埋もれていたり欠けているすることが多いですが、この標本は少し位置がずれているもののしっかり保存され剖出されています。もちろんそれ以外の部分も彼の工房からの標本の品質であり、明確に数を数えられるまでに剖出されている節や、特徴的な頭部の粒々など、この種類のベストクラスの標本であること間違いありません。
Harpes perradiatus
ハルペス ペラディアトゥス
【HRP-007】
デボン紀中期
Boudib locality, Issimour Mountain
Alnif Area
詳細写真 Morocco
本体 : 縦4.3cm(直線測定) x 幅3cm
SOLD 母岩 : 10.5cm x 10.5cm
価格 : ¥14,300 (税込¥15,444)
特記 : 現地の工房でクリーニングされた、大変ナチュラルな状態の標本です。
母岩割れによる尾板付近および両棘先端の補填があります。また胸部中央にはほんのわずかに擦れへの補填があります。しかしそれ以外はなく、全体としてかなり品質の良い状態に保たれています。胸尾部の先は確認できませんが、少し丸まっているために、母岩に埋もれているのかもしれません。この種類の最大の特徴である大きな頭部は見事な保存状態であり、拡大写真の通りに粒のような模様もはっきりと観察することができます。現地工房からの標本としてはかなり上位の品質のものです。